• Q1ハンダゴテ温度測定…コテ先温度計での測定値と表示温度が異なる。
  • Aコントローラーに表示されている温度は、ヒーター制御温度です。
    標準コテ先より細い(長い)コテ先では表示より低く測定されます。
    また、接触式のコテ先温度計での測定は様々な測定誤差を伴いますので、本来の値より10℃程度は低く表示される事があります。Wellerではコテの温度測定に専用の測定チップ(メジャーリングチップ)の使用をお勧めしています。
    測定チップの先端に0.5mmの穴が開いており、其処に温度センサー(サーモカップル0.5φ)を挿して空気の変動の少ない箱等の囲いをして測定します。
    使用する温度計はユーザー様の校正証明された温度計ならば機種にこだわりません。
    当然、毎回このような作業は行えるわけでなく、週に一回または隔週に1回、コテの温度評価を行い、普段は実務的な接触型温度計で、コテ先温度の安定度を見ることをお勧めしています。
  • Q2MILスペックについて。
  • AハンダゴテのMIL規格は廃止されましたが、Wellerハンダ機器はMIL規格値のリーク電圧値2.0mV以下、アース抵抗値2.0Ω以下、温度安定度5.5℃以内に基づいて生産されています。(一部商品を除く)
  • Q3コテの出力(W)
  • A旧世代のハンダゴテ選定にはコテの出力(W)による選択が必要となっておりましたが、現在のコントローラー付きハンダ機器では温度コントロールが確かさと温度範囲の広さで出力(W)にさほどこだわる必要がなくなりました。反対に温度ドロップの少なさとリカバリーの速さがハンダゴテ選定の大きな要因となっています。
    WellerのシルバーシリーズハンダゴテWSP80/WP80/WMP/WP120/WP150は、その特徴ある熱伝導方式で上記のコテの要素を最大限に引き出しています。
    弊社取扱の80W・120W・150Wコテならば、問題なくほとんど全てのハンダ付け作業にご使用可能です。
  • Q4ポテンシャルバランス回路とは何ですか。
  • AMIL規格ではコテ先とグランド間の抵抗値が2.0Ωとされておりますが、静電気に弱い部品への作業には十分ではありません。
    デバイス上に帯電した電荷が急速にコテ先に移動しサージ発生の恐れがあります。
    これを防止するのがポテンシャルバランス回路です。
    デバイスとコテ先を同電位とし、急速な電位の移動を防ぎます(スローリーク)
    本体ジャックに結線した付属プラグを差込み導電マットと接続してください。
  • Q5コテ先の選択方法は
  • Aコテ先は熱を伝えるパイプの役目をします。従って、太く・短いほうが熱を伝えやすいことになります。作業性を考えれば可能な範囲で太く・短いコテ先を選択してください。
  • Q6コテ先の管理方法
  • Aコテ先のハンダが乗る面には鉄メッキが施されております。熱間時にコテ先に濡れているハンダを拭うと急速に鉄メッキ表面に酸化皮膜が形成されハンダが乗りづらくなります。
    鉛フリーハンダではこの状態が一段と早く進みます。
    これを防ぐには、作業後にコテ先にハンダを乗せてコテ台に置くようにしてください。
    また、酸化してしまったコテ先にはWellerチップアクチベーターの使用で回復させることが出来ます、固着してしまった炭化物の除去にはWellerポリッシングバーをお試し下さい。
    また、WellerのWDCドライクリーナーをご使用になるとコテ急激な温度低下を防ぎ適度な濡れを保ったままコテ先のハンダの酸化皮膜を取り除きコテ先寿命を伸ばします。